院長の鈴木です。
今回は水です。
私はどんな栄養素よりも、水が最重要であると考えています。
私たちのカラダにはとても多くの水分が含まれています。
新生児は80%、乳児70%、成人60%、高齢者50%ぐらい。
体重換算すると、体重50kgの女性には32kgの水分を持つということです。
ちなみに、次に多い成分はたんぱく質で18%といわれており、約5kgとなります。
体内の水分は、細胞内液と細胞外液に分けられます。
細胞内液は細胞の中の水分で2/3、細胞外液は血液やリンパなど1/3となります。
これだけ多い水分ですが、年齢とともに少しずつ減ってきます。
生まれたての赤ちゃんはピチピチで、張り裂けんばかりの肌ですが、
ある年齢を重ねると小じわやシミそばかすが目立ち始めてきます。
細胞内液が減り、細胞のハリがなくなり、細胞外液が減り、
血液はドロドロとなり血行不良、そして細胞内へ影響がでるのです。
肌だけでなく、髪の毛が細くなる、爪が割れやすい、
膝や腰などの関節が痛いなど体内の「水分」が減ってきて起こる現象です。
瞬間的な脱水でも起こらなくもありませんが、
普段からの水分量の減少が“老化”と比例しているように思えます。
最近、「卵子の老化」という言葉があるように、
妊娠したいと考えている女性の卵胞や子宮内膜だって例外ではないと考えられます。
だって、女性のおなかの中に宿すものは、90%の水分からなる胎児なのですから、母体に水分がなければ生み出すことは難しいというのは誰だってお分かりではないでしょうか?
東洋医学では、陰陽論という考え方があり、
すべてのものを性質や形など色々な角度から2種類に分けるという考え方があります。
天と地のように、男性と女性もまた陰陽に分けられ、男性は陽、女性は陰となります。
単純に陰と陽ではなく、それぞれの特徴を深く考えさせる分類法です。
ちなみに、東洋医学独特の考えである気、血、水の3つの物質も分類でき、気が陽、血と水は陰となります。
生殖器の形状による分類、性格的な分類、筋肉量による分類、動作量による分類など挙げればきりのないほど、男女の特性を説いた分類法です。
「女性は陰の生き物」と呼ばれるように、陰の性質を持つ生き物。
毎月やってくる月経もまた、女性にのみに与えられた自然であり、出血は体内から血を排泄し、新しい血を作り、子を宿す準備をするのです。
そしていつの日か、陰の生き物である女性が水分の塊である胎児をおなかに宿す。
さらに歳を経て、女性は閉経し、子供を作ることができなくなる。
これが自然の摂理ではないでしょうか?
では水分はどのくらい摂ったらいいのでしょうか?
一般的には2~2.5リットル毎日摂るべきだといわれています(個人差あり)が、
私たちのカラダでどのぐらい水分が動くのかを理解しましょう。
出る水分
- 皮膚、呼吸、汗:900cc
- 尿:1500cc
- 便:100cc
合計2500cc
入る水分
- 食物:600cc(ご飯1膳90cc、トマト1個150cc)
- 体内でできる代謝水:200cc
- 飲料水・・・
飲料水以外で800ccなのでイコールにするには1700ccの水分を飲まないと足りなくなります。
その他、乾燥の季節や運動、入浴などによって増減します。
足りなくなったらどうなるのでしょうか?
通常、私たちのカラダは中では“渇き”が起こり、水分を欲します。
しかし、働く女性ほど水分が足りていない。
実際の現場で痛感しております。
食べるのを忘れても、水分を飲むことだけはわすれてはなりません。
女性が生涯において気になる肌や髪、爪などの美容、
そして妊娠できるカラダには水分が重要だということです。
プリプリで元気な卵子と子宮内膜には絶対に水分は欠かせません!!!
※何を飲んだらいいのか個人差がありますのでご相談ください
※どのぐらい飲んだらいいのか個人差がありますのでご相談ください
※水分の飲み方にもポイントがありますのでご相談ください
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