今日ご来院された方とのお話がとても印象的だったので、かいつまんでお話します

テーマは「刷り込み」

刷り込みって知っていますか?

動物行動学者のローレンツによって報告された、鳥類の刷り込みは有名です

問題は、人も刷り込みをおこなっているのかどうかということです

人の刷り込みを認めていない研究者もいますが、人の刷り込みを認めている研究者もいます

では、本題に入ります

出産を終え、母乳や離乳食など育児や教育で不安を感じ、悩む・・・

これは母親になれば当たり前のことです

では、母乳はいつまで上げたらいいか、離乳食には何を食べさせればよいか、赤ちゃんへの対応はこうしたほうがいい・・・

これらの情報はいったい何なのか???

海外では、ミルクで育児をするのが基本で、夜は子供と一緒に寝ないという

また、ミルクの中にプロテインを入れたり、チョコレート味やイチゴ味もあるという

ある国では、動物のミルクで育てるところもあるという

日本では考えられない習慣である

では、どれが正解なのだろうか???

実は正解なんてないのである

自分たちの身の回りにある情報が自分たちの常識になるのである

パワフルな人が「何々が良いよ」というとなんとなく、そうかもなんて思ってしまう

影響力の強い人がいるとその人に左右されやすいということです

「母乳は2歳まであげたほうがいい」

きっとこの言葉を聞いたことがある人はたくさんいるだろう

確かに、母と子の関係性を深めるにはもってこいだろう

吸啜能力が高くなるので顎の強化、呼吸器の強化などにつながる

栄養面はそこそこ良いだろう

しかし、女性として胸の形が悪くなる(たるむ)

母親のストレスはとてつもなく大きい

離れられない、預けられない、趣味ができない・・・

これでは本末転倒である

 

こんな話を施術中にしていました

世間の常識は人によって異なります

常識とはおそらく刷り込みによって形成された情報のように思えます

つまり、常識という常識はないのかもしれません

誰かの情報に惑わされず、自分たちの家族にあった方法が必要ということです

それは、自分の母親などの肉親であっても同じで、ましてや著名人や友人もです

自分をもって育児をしないと、子供にとってはいい迷惑になりかねません

人を産み、育てるのはとても大変なことだと、再度実感しました

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