鈴木です

さて今日のテーマ「冷えは本当に良くないのか?」です

よくクライアント様から質問されますっ!

「身体は冷やしちゃいけないので、冷たい飲み物・生野菜は摂らず、お風呂はしっかり入って、家では靴下・腹巻着用しています!」

本当に冷えはいけないのか、考えてみたいと思います

冷えの話をするには体温の話をしなくてはなりません

人は恒温動物なので一定の体温が維持されます

これを恒常性、ホメオスタシスといいます

環境の変化などによって、体温は上がったり下がったり・・・

その差をなくすために、筋肉をふるわせて、毛穴が閉じ、血圧があるなどして体温を上げようとします

また、体温が高いときは汗をかき、喉が渇き、水分を摂る・・・体温を下げようと働きかけます

許容範囲内なら問題ないのですが、その変動が大きくなると「病的」です

では、体温が上昇するということは・・・
・筋肉量がもともとある(筋肉による熱の発生)
・今運動中である(代謝が上がる)
・風邪など感染症を起こしている(熱を出して菌を殺す)
・炎症性疾患(悪性腫瘍、膠原病など)
・心因性の問題(ストレスなどで発熱)
・自律神経のトラブル(体温調整ができない)


続いて、体温が下降するということは・・・
・筋肉量が低下している(基礎代謝が低下)
・栄養が足りない(ダイエット、飢餓など熱を作り出せない)
・全内臓機能が低下している(栄養を作れず、使えず)
・自律神経のトラブル(体温調整ができない)
・疾患の末期(内臓トラブルなど)

上げればきりがありませんが、生理学的にはこんなものでしょうか・・・

次に、東洋医学で考えてみましょう

体温が上昇するということは・・・
・気が滞り、鬱積している状態(イライラ、落ち着かない)
・陰液(血水)が低下し、カラダを冷ますことができない(虚熱)
・辛いもの、甘いもの、塩分などを食べすぎて血や水に熱が加わった(血熱、湿熱)

体温が下降するということは・・・
・陽気である気が不足している(気虚)
・陰液の過剰もしくは滞留(痰湿など)
・五臓六腑の機能が低下している
・生もの、冷たいものの食べ過ぎ(寒湿、寒凝血瘀など)
・冷房や寒冷地の影響(寒邪、風邪など)

こちらもざっくり書くとこんな感じでしょう

西洋医学では人にはホメオスタシスという働きがあり、一定に保てないのを病気とし、

東洋医学では陰陽のバランスを大切にし、どちらに偏っても病になると考えます

西洋医学も東洋医学も、冷えても、熱くてもダメだということです

どちらもよいバランス、中間付近が都合がよいのです

ということは、今私はどちらに傾いているのかを知って初めて、温めたり、冷やしたりしなくてはいけません

だから一概に冷えは悪いとか、温めたほうが良いとは言えないのではないでしょうか?

特に、女性は月経周期に低温期と高温期があるわけで、このリズムには意味があるということを忘れてはなりません

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