こんにちは
銀のすずの金山です^^
今回はERA検査について。
最近、受ける方も多くなってきているように感じます。
体外受精を行うにあたって《「着床の窓」のずれ》を調べるというものです。
え?
・・・窓?・・ずれる?
どういうこと(・o・;)?って思いますよね。
ERA検査は略さないで書くと「子宮内膜受容能検査」や「子宮内膜着床能検査」となります。
要するに
子宮内膜が着床に適した時期を調べる検査ということです。
女性の生理周期には子宮内膜の周期と卵巣の周期があり、
妊娠においてはこの2つの周期がうまく連携できていることが重要です。
この2つが良い塩梅で連携できると
卵が育って排卵し、いざ着床!となったその時に子宮内膜がふかふかに育って卵子を受け入れるという仕組みです。
排卵に適した卵子の大きさがあるように、内膜にも着床に適した時期があるのですね。
一般的に子宮内膜が着床に適しているのは生理開始から19日〜21日目と言われていますので
体外受精ではそのあたりに移植を行います。
この一般的に着床しやすい期間のことを
『着床の窓(Window of implantation)』と呼んでいるということなのです。
この期間にあることを『着床の窓が開いてる』と表現されることもあります。
しかし、人によってこの着床しやすい時期が一般的な時期とずれていることがあるのです。
その場合を「着床の窓がずれている」と表しているのだそうです。
。。窓って!
検査の方法としては、
移植周期の内膜組織を取り、組織中の着床に関わる遺伝子の発現パターンを調べるというものです。
検査周期に移植は行いませんが実際の移植周期と同様の状況で行うため、
ホルモン補充療法をされている方はお薬の投与も行います。
その結果によりその人の着床しやすい時期を特定して移植に臨める!ということです。
検査結果で内膜が《非受容期》と判断された場合は再検査となります。
ERA検査を行うIgenomix社によると、検査を受けた患者さんのうち30%で
『着床の窓のずれ』があると判明し、
再検査によって着床しやすい時期を特定して移植に臨んだ結果、
妊娠率が24%向上したと報告されています。
現時点では、
・良好な胚を移植しても2回以上着床しない
・子宮内膜に形態的な異常が見られないにもかかわらず着床しない
などの場合に検査対象となり、病院から検査を勧められることがあります。
自由診療のため、費用は病院により変わりますが、およそ15〜20万円弱が相場のようです。
また2018年6月より、ERA検査に加えて2つの子宮内膜に関わる検査が始まったそうです。
*EMMA検査(子宮内マイクロバイオーム検査)
:子宮内の常在菌の割合を判定し、着床に重要な乳酸菌の割合を調べる
*ALICE検査(感染性慢性子宮内膜炎検査)
:着床不全などの原因となりうる子宮内膜炎を起こす菌の有無を調べる
希望すれば3つの検査を一度に受けられるそうです。
実施状況は病院によって異なりますので
気になる方は一度、担当のお医者さんに相談してみましょう。
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