妊娠のご報告！

ご妊娠の報告！！！

この暑い季節でも素晴らしい卵たちは強さを見せます！

鍼灸治療を月に2回のペースで来ていただき、鍼灸だけでなく、食事と運動などご自宅での過ごし方をコツコツ続けて良い結果にいたりました。

何も治療に限ったことではありませんが、何でも大切なのは「土台」作りです。

良い卵子、良い子宮環境は心身の健康の土台あっての賜物ですね。

知識や技術もまた、日々の努力による土台つくりであると大人になり気がつき、たくさん学びたいという思いで邁進してきました。

それでも勉強不足なので日ごろ勉学に勤しんでいます。

昔は臨床検査技師として数字や映像からカラダをみる仕事をしていました。

検査技師の仕事は、検査をするだけの仕事なんですが、実は検査結果が正しいかどうかを判断し、結果を報告しなくてはなりません。

いろいろな検査結果と比較してどうなのか？

年齢や性別などを考慮して正しい結果なのか？

偽陽性や偽陰性などではないのか？

試薬や機械の問題はないのか？

など目の前には患者様はいないのでカルテなどを読み、正しい情報を医師に伝える仕事です。

そうなると検査結果の評価はもちろん、体の中でいったいどういう反応が起こっているのか理解していないと「正しい結果」を導くことが難しいのです。

最近、妊娠反応はでるものの妊娠の継続に至らない方がいらっしゃいました。

特殊な血液検査で凝固因子を測定したところXⅡ因子が多いと言われたそうです。

検査技師時代、血液の止まり具合を検査する「出血時間、プロトロンビン時間、活性化部分トロンボプラスチン時間」の検査をしていたので凝固因子についても知識は持っていました。

昔、心に刻んだ知識がこんな形で活かせるなんてやっぱりこの世に無駄なものはない！と確信しました。

ちなみにXⅡ因子（ハーゲマン因子）は内因系と呼ばれる凝固システムの始まりの因子です。

これが多いとなると凝固システムが過剰に動き、血液はドロドロになるかもしれません。

このXⅡ因子は陰性荷電物質と呼ばれるリン酸化物質やリポ蛋白（血小板やコラーゲンが放出）などが刺激となって活動を開始します。

よって血液凝固しない治療を行うため、バイアスピリンを処方され、その後はヘパリンを使うとのことでした。

妊娠は全身すべてで成し得る奇跡だと痛感し、私どもは広く深い知識の習得に励み、皆様のお力沿えができればうれしく思います。

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