鈴木です
患者さまが「運動をしたいけど何をすればいいの?」
という質問を受けました!
その方は、産後ママで今までの人生であまり運動したことがない人でした
そもそも運動が必要な人かどうか、続けることができるのか、運動をするだけの体力があるのかどうか
そんなことも考えなくてはいけません
漢方医学では、余分なものを取り去ることを瀉法と呼び、必要なものを補うことを補法といいます
運動と休息を比べれば、運動は瀉法で休息は補法
有酸素運動と無酸素運動を比べれば、酸素を取り込む有酸素運動は補法、酸素を取らない無酸素運動は瀉法
有酸素運動をして体脂肪が消費されることを考えれば瀉法、筋肉がつきやすい無酸素運動は補法
これじゃ、いったいどっちが本当なの???
分類すればきりがないのですが、負担をかけることに変わりがないので、運動は瀉法になるのでしょう
そして、運動には程度があり、小さい瀉法から大きい瀉法まで様々です
運動強度について少し触れときます
METS(metabolic equivalents)は運動の強度が、安静時の何倍に相当するのかを示す単位です
1metsは安静時
3metsはゆっくりとした歩行、ボウリング、ゴルフの打ちっぱなし
4metsは普通の歩行、水中ウオーキング、社交ダンス
5metsは早い歩行、エアロビックダンス、野球
6metsは軽いジョギング、サイクリング
7metsは普通のジョギング、サッカー、テニスの試合
8metsはランニング、登山、柔道、空手
ざっくりと紹介しました
これを見ても、安静時と比較すれば負荷がかかっています
運動療法(代謝 脂肪燃焼)では4~5mets、体力向上では 6~8metsが良いと言われています
運動、スポーツは体によいと信じてきたが 生物学的、医学的に診てスポーツは体に悪いと言う
「スポーツは体にわるい」 加藤邦彦氏(光文社)という本にはこう書かれていた
活性酸素の猛毒が体内に多量に発生するからと言う(DNAが損傷し癌細胞が生まれる)
いろいろな言い分があるとは思うが、アスリートを目指すのであれば、6~8mets程度、もしくはさらに上を目指せばいいと思う
しかし、日常生活を送る程度であれば、4~5metsつまり、早めの歩行だけで十分となる
ランニングや鉄アレイなどの負荷を加えての運動は瀉法すぎるというわけです
疲労が残っている次の日はぐったりして、日常生活が送れないのではあまり意味がない
運動は超瀉法というわけである
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