鈴木です

妊娠の歴史を考えていきます

今日のテーマは日本書紀

あまりにも有名すぎるこの本には、日本で初めての「解剖」に関する内容が書かれています

解剖というと杉田玄白の解体新書を思い出しますが、それより以前の人が体の中に興味を持ち、解剖という行為はたくさんあったでしょう

さて、解剖に関する記事は日本書紀の「雄略天皇三年四月の条」とされています

皇女の資養の任にあった武彦が「皇女を奸しまつりて妊身ましめたり」という讒言にあって父に打ち殺され、皇女のほうは詰問されたことを理由に家を出て自殺してしまうのであるが、のちにその屍は探し出され、天皇の命により「割きて観」られることになったとある。

これはまさに、検視、法医学解剖である

実際に解剖してみると・・・

「腹の中にもの有て水の如し。水の中に石ありて、子の罪を雪むること得たり」と書かれている

この時代を最後に、近世まで日本の書物に解剖学の詳しい書物はなく、あっても手足のみの内容に留まった

ようやく、日本で価値のある解剖が山脇東洋らによって行われ、「蔵志」に記載されている

斬首された罪人の死体を解剖するのだが・・・

解剖が行われる数年前、山脇の師である後藤艮山は言った・・・

「カワウソと人が似ている」

ということで、カワウソを解剖して五臓六腑の位置を確認してから実際の人体の解剖を行ったが全く違うということが判明した!!!

種類が違うから当たり前か・・・という少しあきれたように書かれているそうです

今では当たり前の解剖学も当時はまるで発展していなかった

顕微鏡もない時代だから、肉眼で確認し、手触りで確認するといった「観察」しかなかったのだろう

そうなると、東洋医学のように体内を見ず、体表に現れている現象をとらえる方法が第1選択ということになる

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