こんにちは!
銀のすずの金山です^^

2月に入ってはや10日、
街はバレンタインデーに向けて 美味しそうな香りを漂わせていますね
きのうに引き続き、都内でも雪がちらほら
みなさま、お気をつけてお過ごしくださいませ

立春を過ぎても気候はまだまだ寒い冬、冷えが気になる!という方は多いと思います。
そこで、きょうは冷えについてお伝えいたします

なんとなく「冷えは体に悪い」という考えから、
冷たい飲み物や生野菜は決してとらず、お風呂は限界まで湯船に浸かって、腹巻・カイロに靴下は重ねばきをしています!という方も多いのではないでしょうか。

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さて
本当に冷えはいけないのでしょうか、考えてみたいと思います。

冷えについてお話しするにあたって
まずは体温のお話です。

人は恒温動物なので一定の体温が維持されます(この仕組みは恒常性・ホメオスタシスと呼ばれます)
体温が低い時は筋肉をふるわせて、毛穴が閉じ、血圧があがるなどして体温を上げようとします
体温が高いときは汗をかき、喉が渇き、水分を摂る・・・体温を下げようとします

環境の変化などによって、一定の範囲内で体温は上がったり下がったりします。
許容範囲内なら問題ないのですが、その変動が大きくなると「病的」となります。

◯西洋医学でみると

体温の上昇とは。。
・筋肉量がもともとある(筋肉による熱の発生)
・今運動中である(代謝が上がる)
・風邪など感染症を起こしている(熱を出して菌を殺す)
・炎症性疾患(悪性腫瘍、膠原病など)
・心因性の問題(ストレスなどで発熱)
・自律神経のトラブル(体温調整ができない)

体温の下降とは。。
・筋肉量が低下している(基礎代謝が低下)
・栄養が足りない(ダイエット、飢餓など熱を作り出せない)
・全内臓機能が低下している(栄養を作れず、使えず)
・自律神経のトラブル(体温調整ができない)
・疾患の末期(内臓トラブルなど)

などが考えられます。

◯東洋医学でみると

体温の上昇とは。。
・気が滞り、鬱積している状態(イライラ、落ち着かない)
・陰液(血水)が低下し、カラダを冷ますことができない(虚熱)
・辛いもの、甘いもの、塩分などを食べすぎて血や水に熱が加わった(血熱、湿熱)

体温の下降とは。。
・陽気である気が不足している(気虚)
・陰液の過剰もしくは滞留(痰湿など)
・五臓六腑の機能が低下している
・生もの、冷たいものの食べ過ぎ(寒湿、寒凝血瘀など)
・冷房や寒冷地の影響(寒邪、風邪など)

などが考えられます。
西洋医学では人には恒常性を保つ働きがあると考え、一定に保てないことを病気とし、
東洋医学では陰陽のバランスを大切にし、陰と陽のどちらに偏っても病になると考えます。

つまり
西洋医学も東洋医学も、冷えすぎても、熱すぎてもダメだということです。

どちらもよいバランス、中間付近が都合がよいのです

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ということは、
今自分はどちらに傾いているのかを知って初めて、温めたり、冷やしたりしなくてはいけません。
ですので一概に冷えは悪いとか、温めたほうが良いとは言えないのではないでしょうか?

特に、女性は月経周期に低温期と高温期があるわけで、このリズムには意味があるということを忘れてはなりません。

低温期こそが女性らしさであると言っても過言ではありません。
低温期に体温が変わるほど温めすぎることはあまりしないようにおすすめします

人にはそれぞれ体質もありますので、
熱いのを我慢して長風呂をするなど、無理に頑張っていたことがあるようでしたら一度考え直すことも必要かもしれません。

気になることがありましたら、ぜひご相談くださいませ

妊活からマタニティ、そしてすべての女性の美しさと健康を支える鍼灸マッサージ治療院
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