「妊娠中の血糖値」を考えます!

初期はつわりで大変だった体も中期になると、徐々に食欲がもどってきた

美味しく食べ物が食べれるのはとても良いことですが、血糖値が心配です。

■血糖値とは?

血液中のブドウ糖の数値のことをいいます。
妊娠しているに関わらず、血糖値の正常の値は
「空腹時で100mg/dl以下、食後で120~140mg/dl以下」です。

この数値を上回ると再検査や治療が必要になる可能性があります。

分泌されるホルモンの影響で妊婦さんの血糖値は上がりやすく、妊娠を機にこの数値を超えてしまうかたも。

■妊娠中にこの数値を超えてしまった場合は?

通常の糖尿病とは区別して「妊娠糖尿病」と呼びます。
ただし、妊娠糖尿病は、妊娠による軽い糖代謝の異常の場合が多く出産後は正常値に戻る場合がほとんどなので安心してください。

私の姉も妊娠中になってしまいました・・・が産後に戻りました。

■妊娠中妊娠糖尿病になる原因は?

そもそも妊娠すると成長ホルモンや甲状腺ホルモン、アドレナリンなどが多く分泌されます。

それだけでも血糖値は高くなります。

さらに、体の中で血糖値を下げる役割を担っているホルモン「インスリン」ですが、このインスリンが他のホルモンの影響を受けて分泌を抑制されてします。

■血糖値が高いと赤ちゃんへの影響は?!

妊婦さんの血糖値が高いままだと、赤ちゃんの体内のブドウ糖がたくさん供給され、巨大児になるかも。

巨大児になると難産や赤ちゃんが大きすぎて帝王切開になることもあります。

■血糖値を正常値に下げるには?

1日の摂取エネルギーを制限する食事療法が基本となります。
食事内容は、体内で糖分になるお米や麺類、パンといった炭水化物や砂糖をたくさん使ったお菓子は控えてください。

動物性食品は血糖値を上げませんので好きなだけ食べてOK。

それと適度な運動を取り入れましょう。