漢方医学では四診という方法を用いて人の体を診ていきます
特に大事な診察法は、「望診」と呼ばれる視診です
診察とは「診て」「察する」と書きますが、この2つはどちらを最初にするべきでしょうか?
望診は、病院の視診と違い、直感的なものを大事とします
活力、オーラと言い換えても良いかもしれません
私は師にこう教わりました
「望診」とは、「察してから診る」のが正しい
診る、つまり体の局所を観察して得た情報、問診表などに書かれた情報によって、視覚的、思考的情報に左右されてしまう
すると、偏った見方になる
だから先に、察する=感じることが最優先である
私はこの「察してから診る」という考えをもとに治療に当たり、スクール生に伝えています
こればっかりは感性ですから、教えるのは一苦労です