こんにちは。院長の鈴木です。

今回は、現代人に欠乏している成分のひとつ、ビタミンDのお話です。

ビタミンDは脂溶性ビタミンのひとつで、カルシウムの吸収に関係します。

さらにプロホルモン(ホルモン前駆体)であり、体内のホルモンの効果・反応を大きくする働きがあるため、ホルモンである!と言う学者がいるほどです。

 

ビタミンDが少なくなることで私たちにどんな影響があるのでしょうか?

・ホルモンバランスの悪化

・免疫力低下

・体内の悪玉菌増加

・躁鬱や不安感

・筋肉量が増えない

・痩せられない

・骨粗しょう症や虫歯

 不妊症に特化して言えば・・・

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方はビタミンDが低い

ビタミンDは脂溶性だからコレステロールと関係し、コレステロールは女性ホルモンなどステロイドホルモンを作るわけです。

そのバランスが崩れるだけでも問題です。

さらに免疫力の低下や悪玉菌の増加は、子宮や卵管内の感染によって不妊の原因となりうるとも言われており、これも大変な問題です。

入ってくるのをいくら気をつけても免疫力が弱いのでは防御することはできません。

また栄養は腸で吸収されますが、悪玉菌が多いのでは腸内環境も悪く、吸収と排泄はうまく機能しません。

さらに不妊治療は精神的疲労が多く、みんな心が疲弊してきます。

ビタミンDが少ないことでさらにその症状は悪化してくるでしょう。

また筋肉量が増えなければ、体温は上がりませんし、体重も減りません。冷えを感じるのであれば、温めることばかりではなく、ビタミンDを摂取することも重要です。

骨が弱くなる、虫歯ができやすいのは不妊とは一見関係なさそうですが、丈夫な体や免疫力妊娠に不可欠です。

正常な免疫、健康な胃腸、ホルモンバランスをサポートするので、不妊だけでなくガンや糖尿病、心臓病との関係も指摘されています。

 

ビタミンDが少なくなる原因は?

・太陽を浴びていない

・プラスチック製品の使用

・毒物(カラダに悪いものの総称)の影響

 太陽の紫外線を浴びないとビタミンDを摂っていても使えません。冷やしちゃいけないから厚着をしている人、シミやそばかすの原因となるからと避けている人はビタミンDが少ないでしょう。

プラスチック製品なんてたくさんあるじゃないか!という声が聞こえてきそうですが、プラスチックに含まれるビスフェノールA(BPAが肝臓によるビタミンDの吸収・活用を妨げることがわかっています。カップ麺にお湯を注ぐ、パックのお弁当を電子レンジでチンは極力避けなくてはいけません。ペットボトルの飲み物も避けたほうが良いのは言うまでもありませんが、ちょっと現実的えではないかもしれません。

毒物というとヒ素や水銀などを考えそうですが、そうではありません。カラダに悪いものは肝臓で解毒されるため、あまり摂り過ぎると肝臓のストレスとなり、結果ビタミンDの吸収・活用に影響を与えるということです。カラダに悪いものは過剰なアルコール、タバコ、ファーストフード、精製砂糖、従来法で育った肉や乳製品、そしてプラスチックです。

従来法で育った肉や乳製品とは:牛や豚、鶏は太らせ(霜降り状態の肥満)、体を大きくするため農薬・遺伝子組み換え、ホルモン剤、抗生物質入りの穀物飼料を食べているため体に悪い

 

ビタミンDが少ないのを改善する方法は?

・毎日30分の太陽をしっかり浴びましょう

・食事から摂る

・高い品質のサプリを摂る

太陽は誰でも簡単に実践できるはずです。早速はじめてみましょう。

食事は天然の魚、卵、キノコに少量含まれています。

ビタミンDは2000~5000IUsが一日の推奨量といわれているので、そのぐらい量が含まれているサプリを摂りましょう。

またビタミンDは脂溶性ですので、油(ココナッツオイルなど)と一緒に摂ると効率的です。

 

ビタミンDを摂ることでこんなうれしい報告も

・体外受精の成功率が高い女性は卵胞液のビタミンD濃度が高い

・ビタミンD濃度が高い人はAMHも高い

・ビタミンD濃度が高い人は子宮筋腫になりにくい

・ビタミンD濃度が高い男性の精子は質が良い

 

身体にとても影響力のあるビタミンD。

不妊、妊婦に関係なく、いつまでも摂りたい成分でした。

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