鈴木です(2010年ブログ)
休憩中にブログを・・・
先ほどカルテを整理していると、今まで3年と8ヶ月で患者数が12000人を超えました
突っ走ってきたこの期間
どれほどの成長につながったのか???
開院したとき、周囲からは妊産婦ケアを反対されたのを今でも覚えています
多くのマタニティの方に来ていただき、私たちも勉強しました
ひたすら努力して積み重ねてきた結果だと思っています
その経験は鍼灸マッサージ領域では誰にも負けないほどの経験をしたと自負しております
私どもはマタニティ領域の鍼灸マッサージの普及に全力を上げていきます
質を高く、一人ひとりを大切に、努力を怠らず進んでいきます
マタニティ専門とはいえ、来られる患者様じつにさまざま
今日は悪性腫瘍の患者様です
よく議論になるのですが、東洋医学でがんは治るのか?
皆さんはどう思われますか???
では、なぜ「がん」はできるのでしょうか?
以前、病院で勤務しているとき、顕微鏡で数千回はがん細胞と正常な細胞を見てきました
すると、細胞のちょっとした部分に通常ない形や物が存在しているのです
正常だった細胞が、変異をして「がん細胞」になるというわけです
がん細胞はというと、死なない(テロメラーゼの働き)、原因は1個の細胞から(単クローン性という)、浸潤と転移などという特徴をもつ
私たちの体には常に細胞が生と死を繰り返します
死骸を白血球たちが食べてくれています
つまりいつもがん細胞はできているけど、がんにはならない
それは免疫力という力です
前置きが長くなりました
現代医学では体の中に、ある意味自然発生したがんを取り除こうとします
取った後は、化学療法、放射線療法などをします
コレばかりしているとがん細胞は無くなるかもしれませんが、本体がダメになる可能性もあります
また、いくら手術して取っても、生活の質が変わらなければ、体質も変わらず、また再発します
そこからは、生活を患者様が自身が見直す必要があります
東洋医学ではどうでしょうか???
「がん」という病名は現代医学の言葉です
東洋医学では「癌」と書きます
東洋医学では、病気を意味する「やまいだれ」の中に、昔の字体で「岩」や「固まり」を意味する文字が入っています
つまり、ガンは岩のような固まりのできる病気という考え方だったのです
『黄帝内経素問』、『傷寒論』や、さらに『金匱要略』、『医宗必読』などに記載されている考え方、処方、治療法は、現在でも中国の漢方医学で実践されています
実際の治療法は
気の流れをスムーズにする(行気理気)、しこりを軟らかくして散らす(軟堅散血結)、こもっている熱、炎症を抑える(清熱解毒)、薬物を用いて湿邪を取り去る・痰を取り除く(怯湿化痰)、腐った組織を排泄させ、新しいものを作る(怯腐生新)などが必要です
私たちは、鍼灸とアロマ、ハーブを上手に使っています
結果はといわれると、中長期にわたるアプローチが必要ですので、はっきりとはわかりません
それと、絶対に患者様の自主性がとなります
ただ、現在体調はすこぶる良いです
今後どうなるか一緒に頑張っていきます